平成26年第4回定例会 一般質問 〈質問の詳細〉

 平成26年第4回定例会にあたりまして、公明党議員団の立場から一般質問をさせていただきます。
 質問項目は通告のとおりで、5番、その他に2問、質問をさせていただきます。
 初めに、先週22日土曜日夜に起こりました長野県北部地震で被害に遭われました皆様に心からお見舞い申し上げます。これから寒く、そして雪の降る季節になります。早い復興を心から望みます。

 1、中野区の地域活性化について
 フィルムコミッションによる地域活性化についてお伺いをいたします。
 中野区役所周辺では警察大学校跡地が大きく様変わりをし、企業や大学が誘致されるなど新しい中野のまちができ、中野駅周辺を中心に中野へ人が集まって来始め、中野四季の都市(まち)の昼間人口は約2万人増えました。一方で、中野の代名詞でもあるオタクの聖地として文化資産のブロードウェイがあります。こうした新たなまちと既存のまちが一体となって魅力を形成し、中野は今まで以上に降りてみたくなるまちに変わりつつあります。現在開催中のまちめぐり博覧会の中でも、リアニメーション、マグフェスタなどサブカルチャーに関するイベントも開かれています。また、第1回新人監督映画祭が、明日28日金曜日からは、中野コングレスクエアで「中野から世界へ」が開催されます。日本のサブカルチャー文化の二大聖地の一つである‘NAKANO'から世界に向けて発信する新人監督にとっての開かれた映画祭として地域とともに継続事業として実施され、多くの人が中野を訪れると思います。こうしたまちの変化や注目性の高まりを捉え、フィルムコミッションを地域活性化の新たな取り組みの切り口で行ってはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 この機会に、中野の魅力を発信するための協議会等を行政と民間が協働で設けることを検討してはいかがでしょうか。お伺いをいたします。
 その際、区に集積された情報をもとに行政主導で民間スタッフによる運営などをお願いしてはいかがでしょうか。また、学生も多く集まってきているので、中野にとって学生の知恵も大きな財産と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 フィルムコミッションを行う上で、例えば、区立の公園や施設などの占有許可や目的外使用許可など、それらをロケ地として使用する側にとっては大変不便で手続が煩雑です。そのような手続を簡素化するためにフィルムコミッションとして窓口を一元化し、許可手続なども当該部署が行うような仕組みが必要であると考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 あわせて、教育委員会の所管する小・中学校の教室や校庭などの学校教育施設の調整についても当該窓口で一元化し、担当部署と連携を図ることが効果的と考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。
 こうしたフィルムコミッションの運営を民間に委託する方法も考えられますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 隣の窪田理美容専門学校をモデルに、生徒が悩み成長していく姿を素材に描いた映画作品「はさみ」は中野区内が撮影地として多く描かれていました。一方で、現在、中野のお宝発掘総選挙が行われており、まちの風景・彩りをなす観光資源のPRに向けた取り組みも進んでいます。また、ドラマやコマーシャルにもロケ地として登場している私たちの中野のまちを、映像を通じて見ることにより新たな中野のまちが見えてくると思います。南部防災公園のロケーションは最高です。区長、ぜひ見に行っていただきたいと思います。夜、見に行ったことがありますでしょうか。新宿方面の夜景はすばらしく最高です。ぜひ行って見ていただきたいと思います。中野らしいまち並み、坂道や階段、銭湯、学校跡地施設、公園、神田川などと多くの提案のできる中野のまちを中野の独自版としてつくり提供してはいかがでしょうか。こうした中野らしい風景を取りそろえ、フィルムコミッションとして中野の認定観光資源集や中野の風景集、中野の風景500選などとして売り込んではいかがでしょうか。お伺いをし、この項の質問を終わります。

 2、職員の人材育成について 
 職員の人材育成について。職員の人材確保と育成についてお伺いをいたします。
 中野区は、平成14年度3,082人いた常勤職員を平成26年度には2,000人へと減らしてきています。これは、職員2,000人体制に向けての方策により、主に区立保育園や学童クラブなど施設運営の民営化や給食調理業務、学校用務業務の委託化などを進めてきたことによるものです。職員を2,000人体制としたことにより、人件費の削減など財政面での一定の改善効果がありました。私は、全ては人から始まると考えています。行政サービスの提供においては従来どおりのやり方ではなく、職員一人ひとりが仕事に対する意識の転換をし、全員でその能力の向上をしていくときと考えています。そこで、職員の能力向上には管理職の働きかけが重要と思いますが、その管理職の人材育成力を高める取り組みはどのように行われているのでしょうか。お伺いをいたします。
 また、職員の基本的な仕事のスキル向上策として今年度から実施している、内部の検定制度やeラーニングについての取り組みは現在どのような状況でしょうか。お伺いをいたします。
 中野区は、今、新しい時代に向かい、大きく変わらなければならないときだと思っています。例えば、新たな子育て・保育事業の展開、地域包括ケアシステムの構築とその実施、学校の再編による新たな教育環境の整備、中野駅周辺や木造密集地域解消へ向けた新たなまちづくりなどが展開されるときになっています。これらの中野区政が大きく変わるためには原動力となる人材が欠かせません。私は、特に30代から40代の若い世代に活躍をしてほしいと思います。そのためには人材育成とともに新たな採用も大事であると考えています。例えば、保育行政での専門職による職能を生かした保育指導、地域包括ケアシステムの構築とその運用には欠かせない健康・福祉の専門職、これからのまちづくり、木密対策、防災・減災対策などに欠かせない建築や土木の専門職などが考えられます。
 そこで、お聞きしますが、経験豊かな仕事のできる人材の確保、技術職、専門職の増員が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。お伺いし、この項の質問を終わります。

 3、健康寿命・活動寿命延伸による地域包括ケアシステムについて
 初めに、地域での健康・介護サポート事業についてお伺いをいたします。
 子どもから高齢者まで利用のできる地域スポーツクラブの実施に向けて取り組みの検討が進んでいます。中部すこやか圏域では旧仲町小学校跡地での展開が来年度から本格化実施される予定です。また、今後、南部すこやか圏域でも南部地域スポーツ施設が計画され、平成28年にはその事業が始まる予定です。一方、区全域の高齢者会館ではさまざまな介護予防の取り組みが積極的に行われています。
 先日、区内にある「あらいエンジョイ広場」を視察させていただき、誰もが気軽に足を運んで、音楽と体操と映像で楽しみながらできる介護予防と機能訓練の取り組みは目を見張るものがありました。区長も足を運んだと聞きますが、どのような感想を持たれたでしょうか。お伺いをいたします。  機材や人材の派遣もあるそうですし、カラオケを使った健康体操はただのカラオケ練習プログラムではなく、まさに介護予防に役立つ目や頭、指先から体全体、そして発声による呼吸筋の運動など、まさに身体全体の介護予防の取り組みだと思います。しかも、虚弱な体力の方でも気楽に実施できるため、幅広いレベルの高齢者に有効な取り組みです。こうした区内の民間資源を活用し、介護予防に音楽機材を用いて生活機能を改善するプログラムは有効と考えますが、導入についていかがお考えでしょうか。お伺いをいたします。
 楽しく集える場所がない、場を提供することも介護予防には欠かせません。歌と健康体操、そして娯楽のできる高齢者事業をすこやか圏域ごとに実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。
 視察で伺った埼玉県和光市では介護予防に楽しむカジノがあります。また、麻雀や将棋などにより頭や手を使い、楽しく声を出して体を動かし健康への足がかりにしている自治体・地域もあります。また、先日子ども文教委員会で視察した新潟市こども創造センターには足湯があり、高齢者が集い、憩いの場になっていたと聞きます。また、福島へ除染活動に行った同僚によると、とてもリラックスのできる気持ちのよい手湯があったと聞きます。お湯の利用の可能な既存の高齢者会館などの入浴施設を活用したり、簡易に設置できる足湯等があります。足湯や手湯を試みてはいかがでしょうか。また、待ち時間に楽しめるカフェなど、休息する場の機能を兼ね備えてはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 元気な高齢者づくりは健康寿命・活動寿命を延ばし、地域包括ケアの最大の味方になると考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 これからの高齢者のために、カラオケと体操、足湯と手湯、銭湯などを活用する中野らい個性あふれる取り組みを行う事業など高齢者の健康づくりの視点から助成をしてはいかがでしょうか。お伺いいたします。  健康寿命・活動寿命の延伸を目指した子どもから高齢者までを対象とした地域スポーツクラブの展開、介護予防の展開の方針は今後どのような形で示されるでしょうか。お伺いをいたします。
 2番目に、健康寿命・活動寿命を延ばす食育推進についてお伺いをいたします。  健康のために、健康寿命や活動寿命を延ばす最大のポイントは食生活にあると考えます。厚生委員会で視察をしました兵庫県尼崎市では、小学校5年生、中学校2年生から健康診断を行い、保健指導を行っています。生活習慣病を防ぐには切れ目のない保健指導が必要になってきています。  中野区では、今年、かるた遊びを通じて毎日の食生活を考え、食育の必要性について学習をしてもらうために、食育川柳と絵手紙で「なかの食育かるた」が作られました。これがとても好評です。これが食育かるたです。この中にセットが入っています。保育園、高齢者会館等に配布され、区役所1階の福祉売店でも販売されていますが、全国から240近い注文や買い求めがあり、地方に発送もされていると聞きます。このかるた作成には多くの方々が携わっています。こうしたことが実は中野区の財産になると思います。例えば、子どもたちや高齢者から集めた食育川柳を中野区医師会、町会、大学等で組織された中野区民の健康づくりを推進する会等で選出し、中野区絵手紙の友連絡会が絵を担当しました。また、裏面を活用し、保育園の人気レシピ19品目が入っているのも大きな特徴の一つです。表面は絵手紙の友連絡会が書いてくださった絵が描いてあり、裏側にはレシピの写真が載ったものがあります。この「なかの食育かるた」を使って、子どもへの対策に、母親の妊娠時から産後の乳児、そして乳幼児期での食育かるたなどによる健康学習を行ってはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 また、学校では、給食時や家庭科など、食と健康にかかわる中で「なかの食育かるた」を取り入れた学習や小学生、中学生がつくる食育かるた第2弾の作成なども検討してはいかがでしょうか。食育の必要性の啓発は大変大事なことと考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。  成人の対策では、生活習慣病予防や保健指導が地域で身近に受けられる体制づくりも必要と考えます。健康寿命・活動寿命を延ばすには、子育て・医療・福祉・教育など分野を超えた連携が大事と考えます。牽引する分野を明確にし、全庁で横断的な仕組みが必要ではないでしょうか。お伺いし、この項の質問を終わります。

 4、防災施策について
 初めに、スタンドパイプの普及啓発についてお伺いをいたします。
 道路にあるスタンドパイプの接続できる消火栓は、現在、都内に約13万カ所、23区内に約9万カ所、そして中野区内には約2,900カ所あります。スタンドパイプの設置された町会・自治会・防災会は、昨年は11、今年は39で、現在までに50台が設置されました。また、応急給水型のスタンドパイプも平成27年までの3年間で63基が避難所等に設置される予定です。数年前から見ると急激な普及により価格が安くなってきています。そこで、3年で町会・防災会へのスタンドパイプを配置することになっている計画を前倒しして、2年間で全ての防災会に設置をしてはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 スタンドパイプの設置された町会・自治会・防災会にスタンドパイプの使い方に慣れ親しんでいただくために日ごろの操作訓練も重要になってきています。そこで、スタンドパイプの実際の使用も含め、より一層訓練の啓発・促進をしてはいかがでしょうか。操作が手軽なので中学生の方々にも操作訓練の機会を設けることが重要と考えますが、行ってはいかがでしょうか。お伺いをいたします。
 せっかく初期消火のために配備されたスタンドパイプ、軽可搬ポンプの格納場所がわかりにくく、いざというときに使用できないのではないかとの声を聞きます。そこで、スタンドパイプ、軽可搬ポンプの格納は誰が見てもわかる表示が必要と考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。  自主的に町会単位でもスタンドパイプの訓練を実施されています。こうした訓練の成果を発表する機会として、スタンドパイプ操法の大会を行ってはいかがでしょうか。毎年、町会連合会主催の軽可搬消火ポンプ操法大会とバケツリレー競技が行われていますが、そこにスタンドパイプ操法も加えていただけるよう、区としても働きかけてはいかがでしょうか。お伺いをいたします。
 私が以前操法大会などへ区内公立中学生の防災隊が参加することを提案したことに対し、区内公立中学校全ての生徒の皆さんがつくる防災隊が出場し、堂々と活動されていた姿はとても頼もしく思えました。そこで、こうした大活躍している中学生防災隊の皆さんへ、大事な頭を守るヘルメットの支給を行ってはいかがでしょうか。その際、火や炎よけのついた折り畳み式ヘルメットが中学生には有効と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 2番目に、防災用品あっせんについてお伺いをいたします。
 中野区では防災用品のあっせんを行っています。3.11東日本大震災や先日の長野北部地震を経験し、家庭でも防災用品の買いそろえをされている方が多くなってきています。そこで、あっせんしている防災用品の見直し、充実・拡充を図ってはいかがでしょうか。例えば、停電の後の電気回復で通電による火災を危惧した分電盤にあるブレーカーに設置できる通電火災防止感震ブレーカー、水でぬらすと連続で約1週間の発光が可能なライト。避難所訓練でかたくておいしくない乾パンを食べて、本当に今どき食べるのでしょうか、との声もあります。もっとおいしい甘い乾パンなどをあっせん品目の拡充対象として考えてはいかがでしょうか。お伺いをいたします。
 高齢者が増えてきている中、握力など力が弱く、高齢者が自動販売機で購入したペットボトルのふたを開けられないとの声も聞いています。ふた開けに対応する器具、ペットボトルオープナーなどの設置も考えてはいかがでしょうか。一番簡単なものがこれなんです。ペットボトルをここに刺す。それでキャップを開けるというものです。まず、公共施設の自動販売機に機具設置などを行ってはいかがでしょうか。また、自販機業者などに改良を依頼してはいかがでしょうか。お伺いいたします。あわせて、ペットボトルを備蓄している避難所や備蓄倉庫にオープナーの備蓄を行ってはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 暑い夏の高齢者の熱中症対策に高齢者会館などで、ペットボトルの飲料水の配布やそのPRグッズとして簡易な開閉器を配布してはいかがでしょうか。既にペットボトル附属品として販売している事業者もいますので、事業者に依頼してはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 3番目に、身を守る身近な防災対策についてお伺いをいたします。
 身を守る防災対策として、防災・震災について区報に掲載され発行しています。その中でも、私が平成23年第4回定例会で提案した折り畳み式のサバイバルカードが防災情報ポケットマニュアルとして掲載された平成24年3月20日号の区報は、東京都内市区町村の広報紙大会で1位に輝きました。防災分野と広報分野のすばらしい取り組みに感謝します。こうした情報マニュアルを繰り返し広報していくことが大事と考えます。また、区民の方から、毎年定期的に掲載することが意識向上に役立つとの声もあります。こうした取り組みは今後も継続していくべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。

 4番目に、防災に役立つLCP(居住継続性能)住宅の普及促進についてお伺いをいたします。
 3.11東日本大震災を経験し、この数年は特に住宅を中心に建物の耐震化に目が向いています。東日本大震災の際には、建物自体が損傷を受けなくても停電のあった集合住宅・マンションでは水の供給やエレベーターの運転が停止し、結果として自宅での生活が継続できないなどの影響がありました。経済的な負担などを考慮しつつ、停電時でもエレベーターや給水ポンプの運転に必要な最小限の電源を確保することで、区民がそれぞれの集合住宅・マンションの住宅内にとどまり、生活の継続を可能とする電気・機械設備性能を備えた住宅の普及促進を図ることが必要と考えます。東京都では、こうした災害時において、住宅内にとどまり生活の継続を可能とする性能を備えた住宅、居住継続性能住宅、通称LCP住宅について登録し閲覧のできる制度を設け、普及・啓発を行っています。区はこうした住宅内にとどまり、生活の継続を可能とする設備性能を備えた住宅、LCP住宅の普及・促進を図ってはいかがでしょうか。お伺いいたします。
 また、この制度はエレベーターと給水ポンプが設置されている高層住宅等を対象としていますが、中野区内では中野駅周辺や幹線道路沿いなどで高層住宅の建設が進んでいますので、エレベーターや給水ポンプを設置している中高層住宅等についても対象として進めてはいかがでしょうか。お伺いをいたします。  また、中野区の集合住宅条例に組み込んではいかがでしょうか。その際、インセンティブのある緩和事項をあわせて盛り込んではいかがでしょうか。お伺いをいたし、この項の質問を終わります。

 5、その他
 初めに、中野ZERO西館小ホールへ昇降機設備設置についてお伺いをいたします。  中野ZERO西館の小ホール部分には現在専用の昇降機設備がないため、高齢者や障害をお持ちの方から利用しにくいとの声をいただきます。小ホールの玄関ではない西館の1階エレベーター、東側の入り口の入ったエレベーター手前には階段があり、昇降補助装置が設備されています。しかし、小ホールから直接入ることは管理区分上できず、玄関を入り直し、遠回りになり、エレベーターから動線も閉鎖的で、主催者側からは敬遠されています。一方、西館南側、蒸気機関車のある側にスロープがあり、西館へ入ることができますが、西館ホールに行くためには西館諸室前を通り、エレベーターに乗ることになります。これも小ホール入り口からは遠回りになり、ほぼ使われていません。どちらにしても西館と小ホールは利用区画上閉鎖されているため、西館で高齢者など利用者が昇降するには非常に不便な現状です。中野ZERO西館では平成28年度に大規模改修が行われる予定になっています。私は、今回の改修が西館最後の大規模改修で、今後しばらくこのような大規模改修は行われないと思います。そこで、改修にあわせて、高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進、バリアフリー、ユニバーサルデザインの観点からも、小ホールの施設内に昇降機設備の設置を行うべきと考えていますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
 建物の外部、内部を問わず、昇降機設備を設けることをまず計画し、設備は後からついてくるものなので、よく構造的計画の検討を行い、昇降対応のできるエスカレーターかエレベーターの設置を行うべきであると考えていますが、いかがお考えでしょうか。お伺いいたします。
 最後に、見守り支えあいについてお伺いいたします。
 現在、中野区では、町会・自治会で区より名簿の提供を受けて地域見守り支えあい活動が行われています。見守り支えあいを希望することに手を挙げた方の名簿を、町会・自治会の役員の方が中心に見守り支えあいを行っています。区内の110町会・自治会のうち74町会・自治会で行われていますが、まだ残りの地域でこの方法では行われていません。職員もひとり暮らし等の高齢者宅を一軒一軒訪問しています。これはとても画期的ですばらしい取り組みと思います。中野区内では亡くなってから8日以上発見されなかった方が平成25年には年間56人おります。孤独で亡くなられています。地域での見守りにはたくさんの選択肢があっていいのではないかと考えます。
 区では、平成16年に事業者の登録制度による高齢者見守り支援ネットワーク事業、元気でネットを開始しましたが、活用が不十分と考えます。事業者の一つに新聞販売店があります。新聞配達員さんがひとり暮らしの方の新聞が数日たまっていたことを不審に思い、訪問し声かけを行いましたが反応がないため、機転を利かし役所の担当者へ連絡し、職員が警察と一緒に室内を確認したところ、発見が遅れれば危険な状態だったと一命を取りとめた事例がありました。世界に例がない毎日2回の新聞配達は最大の見守りになります。このように新聞配達の方は、配達途中で新聞がたまっている場合には、旅行に行っているのかな、体調を崩したのかな、入院でもしたのかな、など気づいても、一般的に連絡・通報などの行動に至らないのが現状です。こうした事業者の活動を活用しない手はないと思います。ここを最大限に活用し、見守りの広がるネットワークをつくるべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いをいたします。
 区は、民間事業所と協定締結や登録制度によっていますが、実際に実働している現場の方々にはきちんと伝わっていないと思います。民間に依頼するためには行政の責務や互いの役割分担などを明確にし、行動のとれる現実的な連携、ルールをつくるべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。お伺いをいたします。
 合わせて、異変に気づいたら、すぐ行政・すこやか福祉センター等の窓口に電話等で通報できる仕組みをつくってはいかがでしょうか。お伺いをいたします。
 また、新聞配達事業者さん等へ積極的に情報の提供をいただけるよう、各新聞店に個別に依頼してはいかがでしょうか。お伺いをいたします。
 こうした重層的な取り組みが地域の見守り支えあいの強化につながります。町会・自治会の地域支えあいで掌握されていない方々の情報把握を行ってはいかがでしょうか。お伺いをして、私の全ての質問を終わります。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) 小林ぜんいち議員の御質問にお答えをいたします。
 中野区の地域活性化について、フィルムコミッションによる地域活性化についての御質問であります。ロケ撮影の誘致によってさまざまな地域資源の国内外への情報発信や話題づくり、さらにロケ地訪問者などの来街者の増加といった効果も期待できる、このように考えておりまして、このフィルムコミッションによる地域活性化について研究を進めているところであります。
 それから、魅力発信に向けた公民協働による協議会等の設置についてということです。中野区の都市観光ビジョン、これの中では、産学公連携による都市観光にかかわる事業者が集った協議体制の構築というものを掲げているところで、具体的な構築について現在検討を行っているところであります。そうした中で事業を行う場合、学生を含めた民間スタッフの活用をしてはどうか、ということでありました。都市観光にかかわる協議体制構築の検討の中で事業を行うという場合には、当然民間スタッフや学生の活用などを検討していくというふうに考えているところです。
 それから、フィルムコミッション窓口を一元化するなど、さまざまな取り組みについてのご提案もありました。撮影場所の問い合わせ等に対しては、施設や道路の管理者などが個々に御相談に応じてロケ撮影のニーズへの対応を図っているところであります。それに比べてフィルムコミッションとしての機能は、撮影場所の紹介や撮影の可否の確認、日程の調整、また関係機関との調整、許可手続の代行、また近隣住民への説明・理解、それから撮影の立ち会いなど多岐にわたるものでありまして、警察、消防等、さまざまな機関との調整も必要となって行う場合もあります。こうした業務について、民間の活用も含めてこれらの業務を適切に遂行できるフィルムコミッションのあり方について、今後課題を整理していきたいというふうに考えております。
 それから、職員の人材育成についてであります。管理職の人材育成力を高める取り組みについてということです。管理職は、部下である職員の目標を相互に相談をして目標を設定し、その目標の達成度合いについて面接を行って、評価をして、指導を行うといったような活動を行っております。そうした日常の活動がきちんと区の中で同じように全ての管理職が適切に行えるような取り組み、というのが最も基本になるというふうに考えているところであります。毎年、管理職を対象にして職員の評価育成研修というものを実施しているところです。日常業務を通じた部下の指導が適切に行えるように、こうしたことを通じて働きかけを行っております。
 それから、eラーニング、内部検定の取り組みの状況についてということであります。多くの職員に対して同じ時期に基礎的な職務知識を身につけさせるといった場合や、意識啓発を行う際、従来の通所型の研修に比べて職員各自の都合に合わせて受講のできる、eラーニングの研修というものの効果があるということで実施をしているところであります。今年度につきましては、採用2年目から主任主事までの職員約900名を対象として、区の基本的な仕事のスキルである文書事務と財務会計の2コースを実施しました。約90%の職員が修了をしているところであります。eラーニングで実務を学び直したということによりまして基本的なスキルが向上できたものと、このように考えているところであります。今後は、受講内容についてのアンケート調査の結果や検定試験の結果の分析を行うなど、検証を行い、eラーニングと検定試験の充実に努めていきたいと、このように考えております。
 それから、経験豊かな人材、技術職・専門職等の採用についてであります。民間で培った技術的・専門的知識や経験を直ちに区政の中で活用するために経験者採用というものを行っております。一時期採用がほとんどなかったという時代があることから、年齢構成に多少の偏りが見られるという中野区においては、こういった民間の方の経験者採用というものが大変有効な手段であると、このように考えております。今後の行政需要、さまざまな業務の需要を見越した上で新規職員や再任用職員の採用、これとあわせて経験者採用、民間登用なども含め全体的な職員配置計画をつくり、計画的に経験豊かな人材についても採用を行っていきたい、このように考えております。
 それから、健康寿命・活動寿命延伸による地域包括ケアシステムについての御質問で、あらいエンジョイ広場に対する見解をという御質問がありました。私も一番最初のときに説明を受けるという形で多少体験もさせてもらったところです。カラオケのシステムを利用して誰もが楽しみながら気軽に参加できる、それが介護予防や健康づくりにも役立つということで大変効果があると考えております。誰でも知っている、誰でもそれぞれ経験のあるカラオケ、その歌を使いながら、また体力や活動能力に応じた運動がダンスなどの形でできるということで、大変楽しみながら参加できるという意味で効果があるだろうと。高齢者の運動機能の向上やあるいは交流促進、そうしたことを通じて介護予防等に役立つものという認識をしたところであります。
 音楽機器を活用した生活機能改善プログラムの導入ということで、こうした、一つはこの新井のエンジョイ広場のような例だと思いますし、そうした音楽機器を用いたプログラムの導入について、効果の検証、費用やまた場所の問題などもありますので、総合的に勘案をしながら検討していきたいというふうに考えております。
 それから、高齢者会館等で足湯、手湯などを実施してはいかがかというようなことでしたけれども、維持管理のコスト等々、人の問題等々を勘案して、高齢者会館の入浴設備の廃止をしてきたところですので、高齢者会館の入浴設備を使用するということは考えておりません。それで、健康づくりの一環としての足湯、手湯といった場の整備について、他の自治体や各地域での活用実態などを把握しながら今後研究していきたいと、このように考えております。
 それから、カフェの事業ですけれども、現在、宮園、上高田、沼袋、東山、若宮、白鷺、鷺宮などの高齢者会館において何らかの形でカフェの事業を実施されているということであります。
 それから、元気な高齢者づくりということで、これからの超高齢化社会に向けて高齢者が健康で生涯現役との気概を持って生活している社会をつくること、このことは大変重要なことと考えております。支えられる側になるのではなく、支える側で持ちこたえる、このことが大変大きな社会貢献につながるというふうに思っているところでございます。
 それから、高齢者の健康づくり事業に関する事業者への助成についてということであります。事業者が高齢化社会に対応したさまざまな取り組みを行うことによって、高齢者が生きがいを持って生き生きと暮らしていくことのできる地域社会がつくられると、このことは望ましい状況だと考えております。区といたしましては、産業振興ビジョンの中で多様なライフサポートビジネスの展開を想定して、現在既に融資あっせんの利子補給利率の優遇などを行っております。また、さまざまにライフサポートビジネスの振興について取り組みを行っているところでありまして、御提案のような事業についてもライフサポートビジネスの一分野としての事業が立ち上がってくれば支援が可能であると、このように考えております。
 それから、地域スポーツクラブ、健康づくりの展開についてであります。運動やスポーツ習慣を身につけることは子どものときからの取り組みが必要でありまして、生活習慣予防にも効果があるというふうに言われております。年代や身体状況に応じた健康づくりや介護予防、また多世代交流の中での健康づくりといったことは健康づくり、スポーツムーブメントの重要な取り組みと考えておりまして、地域スポーツクラブの展開の中でさまざまなプログラムを企画していきたいと考えております。
 私からは以上です。

〔教育長田辺裕子登壇〕

○教育長(田辺裕子) 健康寿命・活動寿命を延ばす食育推進についての御質問の中で、教育や小・中学生による「なかの食育かるた」の作成についての御質問にお答えをいたします。
 食に関する指導は、家庭科や特別活動の時間に行うこととなってございます。授業で使用する教材につきましては狙いや展開に則したものを指導者が選択いたしますが、食育かるたは各小学校に一つずつ配布をされておりまして、内容の紹介や周知などの活用に向けて教員への啓発に努めてまいりたいと考えてございます。
 また、小・中学校の児童・生徒による「なかの食育かるた」の作成につきましては、各学校それぞれの事情もありますことから情報提供などを行っていきたいと考えてございます。

〔健康福祉部長野村建樹登壇〕

○健康福祉部長(野村建樹) 食育かるたの妊娠期等での活用ということの御質問でございます。御質問の中にございましたように、なかの食育かるたでございますが、多くの区民、団体の御協力をいただきまして昨年の末に作成をいたしました。保育園、幼稚園、小学校のほかに、学童クラブですとか児童館などにも配布をしてございます。保育園での活用例ではございますが、これから、この正月に向けましたかるた遊びの中で、食育かるたの給食の写真などを見せながら子どもたちの食育に取り組むことを考えてございます。今後はすこやか福祉センターとも連携をいたしまして、妊娠期あるいは育児期などでの活用についても工夫してまいりたいというふうに思ってございます。
 それから、健康寿命対策での関係所管連携についての御質問でございます。健康寿命や活動寿命を延ばすためにはデータヘルスの取り組みですとか、歩いて出かけたくなるまちづくりですとか、所管を超えた全庁的な幅広い取り組みが重要となるものというふうに考えてございます。

〔都市基盤部長尾﨑孝登壇〕

○都市基盤部長(尾﨑孝) 防災施策についての御質問にお答えをいたします。
 まず、スタンドパイプの配置計画についてでございます。スタンドパイプの価格は普及とともに安価になる傾向ではありますが、ホースや搬送するためのカート等を含めたセットではそれほど安価になっておらず、当初の計画どおり3年間で配置する予定でございます。
 次に、スタンドパイプ配置防災会等の操作訓練についての御質問でございます。スタンドパイプを配置した防災会には訓練を促進するきっかけにするとともに、取り扱い操作を取り入れた訓練を推進してまいります。防災青年リーダー養成講習として区が中学生に実施している、いわゆる防災隊の活動ではスタンドパイプの訓練を取り入れており、防災訓練、避難所運営訓練への中学生の参加をさらに促進し、スタンドパイプの操作を習得させていきたいと考えております。
 次に、スタンドパイプ配備防災倉庫の表示についてでございます。防災会に貸与している防災倉庫の資機材について、一般の方への周知方法や外からわかるような表示方法について今後検討してまいります。
 それから次に、町会連合会主催の軽可搬消火ポンプ操法大会におけるスタンドパイプ操法発表会の実施についての御質問でございます。スタンドパイプは区でも導入を進めている資機材であり、訓練の成果発表会は操作要領の習熟を図るための一つの目標となります。主催者である町会連合会にはこのような御意見があったことをお伝えしたいと思います。
 次に、中学生防災隊へのヘルメットの配付でございます。中学生防災隊が災害対応要員としての力を十分に発揮していただくためにヘルメットの配付について今後検討してまいります。
 続きまして、防災用品のあっせんの見直しについての御質問でございます。区があっせんしている防災用品の品目につきましては、現物を確認しながら区民の方にとって役立つと思われるものを、1年に1回見直しを図ってパンフレットを作成しております。御指摘の防災用品につきましては、他の品目を含め効果の度合いや必要性を検討していきたいと考えております。
 次に、ペットボトルオープナーの避難所等への備蓄についての御質問でございます。備蓄物資は備蓄倉庫のスペースや限られた生活で必要とされるものから厳選して配備しております。ペットボトルのふたを開けるための器具につきましては、現在さまざまな製品ができており、そうしたものの中から適当なものを配備するよう検討していきたいと考えております。
 続きまして、防災情報ポケットマニュアルの継続方法についてでございます。区報における防災関連情報は定期的に掲載して啓発を図っているところでございます。ポケットマニュアルの掲載も内容を検討して継続していきたいと考えております。
 最後に、災害後の居住継続機能を持つ住宅、LCP住宅の普及促進についての御質問でございます。震災後の集合住宅の居住機能継続により、近隣の避難所の負担軽減につながるLCP住宅に関する必要な情報提供につきましては今後取り組んでまいります。さらに、高層のみならず中低層の集合住宅における災害後の居住機能継続に向けてどのような施策が必要か、集合住宅条例での対応を含め、検討していきたいと考えております。

〔経営室長竹内沖司登壇〕

○経営室長(竹内沖司) まず、ペットボトルオープナーつきの自販機の設置についての御質問にお答えをいたします。先行事例や設置事業者の意見なども踏まえ、契約の際の仕様書に加えることができるかどうかについて検討してみたいと考えております。
 それから、ZEROホール西館に昇降機設備を設置することについてでございますが、これについてはこれまで建築基準法等の規制や構造的に難しい面があると認識してきたところでございますが、大規模改修の際を捉えて設置の可能性がないか、調査検討したいと考えております。

〔地域支えあい推進室長瀬田敏幸登壇〕

○地域支えあい推進室長(瀬田敏幸) 私からは、まず、高齢者の熱中症対策に関連いたしまして、高齢者会館などでのペットボトルオープナーの御質問にお答えをいたします。
 ペットボトルオープナーなど高齢者の生活を手助けするさまざまなグッズが開発されてきていると認識してございます。それらのグッズにつきまして、高齢者会館などでもパンフレットや見本を備えるなど、必要な情報提供をしてまいりたいと考えてございます。
 次に、見守り支えあいについてのお尋ねでございます。新聞配達事業者を含めた民間事業者との連携についてということでございます。平成16年度より中野区高齢者見守り支援ネットワーク事業によりまして民間協力機関の登録制度をつくり、異変通報等に御協力をいただいているところでございます。これまでも民間協力機関を対象に定期的に連絡会議を開催いたしまして、参加者同士が実例の紹介や課題の共有化を行ってきております。また、区は、民間協力機関に対しまして日常的に異変を発見した場合などに、すこやか福祉センターへの通報依頼を行ってきております。こうした取り組み内容が協力機関へも十分浸透周知を図っていくために、支えあい活動の手引きを再度製作いたしまして、登録している民間協力機関の役割やすこやか福祉センターへの連絡方法、またルールなどについて改めて明確にしていきたいと考えております。